すっ芸人 大木こだま・ひびき師匠


昨日のついで、
お笑いの飢えついでに
今日も似たような話。
大木こだま・ひびき師匠は
面白いという話。
いつも実家で漫才の番組があると
誰かしら見ているのだが
たまたま私がそんなビッグプログラムが組まれていることを知らず、
二階の部屋で過ごしていると、
下から決まって私を呼ぶ母親の大声がする。
「次、大木こだま・ひびきよ〜」と。
それを聞いて
私はと言うととるものもとりあえず、
下に降りていくのだ。
そんな大師匠が新ギャグを考案したという記事を
先日読んだ。
チッチキチー」と言うらしいのだ。
「往生しまっせ」という世紀に残るギャグを残した師匠とは言え、
さすがに、これは面白くないだろうと余り期待はしていなかった。
しかしだ、
ネットラジオを何気なく聞いていると、
大師匠がゲストで呼ばれ
パーソナリティーがこの「チッチキチー」のことをインタビューしているのだ。
すると、どうだ、
私は、呼吸音の連続でべたべたねちょねちょの師匠の声さえ上ずっている様子を
ほぼ無意識のうちに想像していたのだが、
なんと、
あのべたべたねちょんちょんゆるゆるの遅口大阪訛り、
何の野心も未練もなさそうな地声で
チッチキチイと言うではないか。
魚屋よろしく喉の奥から搾り出された声が、
ぶあつ〜い唇に絡み合いヴィブラートを起こして
餃子臭そうなチッチキチイが
発せられるのを聞いて部屋で一人
パリで一人
ひきつけ起こしそうなぐらい笑ってしまった。
恐るべしチッチキチー