『英単語』その9

 全く歴史的なこれらの頁はあちらでアングロ=サクソン語がこちらではオイル語が現れることになったものについて示すことにあり、ノルマン人が話していたのはこの二つの言語の方言であり、特殊なひとつの変異体でしかない。現在では英仏海峡と呼ばれている海峡の両岸に等しく偏りなく目を向けることが英語の形成を示す「論述」の理解には重要である。何故ならば、正しくは英語が生まれたのは、二つの混合物が融合してから初めてそうなったのだから。厳密な分析家なら、その人を支配している現在の言語よりも前の人であるかのように、ただちにこれら提示された幾つかの詳細を否定するかもしれないが、結局のところ教育を施す者は全くそんな必要はないのである。