ヴェロネーゼ展


ここ最近、絵を見ることから、
遠ざかっていたのだけれど
あれを覚えた、もしくは久しぶりに思い出した
青少年婦女子のように
立て続けに展覧会に行った。
一応付言しておくと、パリのリュクサンブールで行われたものであります。
直訳すると≪世俗的なヴェロネーゼ≫展ということになるかと思うが、
とにかく世俗の巻、ということで仰々しい宗教画が拝めないのは残念とはいえ
そんな覚悟を裏切る立派な展覧会でありました。
世界各国からヴェロネーゼの絵画を集めて、
しかもデッサンまで抜かりなく、魅せるものを出してくれて
枚数は少なかったけれど、
うん、やっぱ、量より質だな、展覧会は、と前回が前回だけに
強く感動したのでありました。
イタリア系の絵画展では
あさかの宮で何年か前に行われた、
実は本人の作なのかどうなのか疑わしいものが
平然と並べられていた折り紙つけらんない
カラヴァッジオ展の次によかった。