ロンシャン焼



ロンシャンと言っても競馬場ではない。
カバン屋でもない。
ブルゴーニュ地方、
マスタードで有名なディジョンの近くにある
小さな町だ。
いまでも細々とロンシャン焼というものが作られているようだが
息も絶え絶え、
伝統工芸品状態になっている様子など、
ここのホームページが表紙しかないということからもわかる。
ブルゴーニュ地方には
肉厚の適度に田舎らしい魅力的な焼き物がたくさんあるが、
土がいいのだろう。
このロンシャンの焼き物が凋落してしまったのは
この当たりの工場の大半を
あのビルロイ・ボッホ社が買収したからだそうだ。
ビルロイ・ボッホが救ったとも言えるし
潰したとも見えるし。
コペンハーゲンがルーツで
今はベルギーが拠点となっているのかな、
このへんは詳しい人がたくさんいるだろうから
譲るとして
そんなビルロイ・ボッホ自体の歴史も
浅からず、
場所変え名を変え
少しずつ大きくなってゆく過程など追ってみると
興味は尽きないが
ブルゴーニュの一地方の工場まで買っていたとは
これまた意外。
陶器界のユダヤと呼んでいる。


写真のボールも
昨日と同じく
おまえってほんとバカだよね〜
いったいぜんたい、どうしようっていうんだ?
というチュトワイエな存在感が気に入り
買ってしまったのだが
やっぱりどうしようもなく
一度も使っていない。
何に使おう。。。
トマトスープかコーンケロッグか。。。
はたまた逆に味噌汁か。。。
掟破りでぜんざいか。。。
あぁ、おぜんざいが食べたくなった。