Langeais

ランジェ。 ロワールにある街である。 地方の焼き物で 妙に高値のつくものがあるが、 このランジェ焼も ほぼもれなくそうだ。 ここのものは 写真のような バルボッティンヌと 長い間私のつけねらっていた 19世紀のものとは思えないモダンなシルバーの縁取り…

デルータ

体系的に学んだこともなく、 いまだに焼きの専門的な技術なども大して知らずに 自分の体験と感覚だけで 何か編纂にも近いことをするというのは なかなか楽しいことではある。 しかも 何か新たな興味に埋没し いろいろとリサーチしてゆくと みうらじゅんだと…

ジノリ

イタリアのジノリ。 この手の伝統的な有名メーカーに往々にしてあるのは ピンキリということだ。 マイセンとか景徳鎮とか 王様用とへっぽこ用とが昔から存在する。 ジノリも付いている値段の差を見てみると どうやらそうらしい。 もちろん私のものはへっぽこ…

第二十一章十、十一節

タピ付き黙示録、 これでおしまい、 南無阿弥陀仏 。 十 そして私は霊として雄大に聳える山の上に連れられ、 町を見せられたのだが、それが聖なるエルサレム、 神から来て、天から降り、 十一 神の光に照らされていたが、 照らす光はさながら 一個の宝石、 …

ウェッジウッド

ウェッジウッド。 ここまでメジャーだと興味を抱かない上に、 代表的なものがジャスパーシリーズという ザラザラとした、 あまり日本の食卓に馴染み得るようなものでないなぁという 印象を抱いている以上、 私としてはかなりどうでもいい英国の焼き物メーカ…

第二十一章五、六節

五 そして玉座に座すものが言った。 「私が万物を改めよう。」 また私にこう言われた。 「記しなさい。 これらの言葉に嘘偽りはない。」 六 さらにこう言われた。 「全て成就した。 私はアルファでありオメガ、始まりであり終わりである。 渇く者に枯れるこ…

クラウン・スタッフォードシャーとロイヤル・ウースター

ごめん、 海渡る。 英国もの。 ドイツはドイツらしいゲルマン!!といった陶器を産出し、 フランスは、 リモージュやセーヴルを除けば、 民臭的と勝手に呼ばさせてもらっている陶器を産出する傾向が強いように思うのだが 英国ものを一言で言えば すばりエレ…

第二十章二節

二 古の蛇、悪魔そしてサタンであるドラゴンを捕らえ、 千年もの間、鎖に繋げた。 2 Il prit le dragon, l’ancien serpent, Qui est le diable et Satan, Et l’enchaîna pour mille ans.

バヴァリア

ちょっこす 内陸へ。 きりがないので 恐る恐るなのだが。 BAVARIA. 今で言う ドイツ南部、ビールやソーセージで有名な バイエルンである。 ここも陶器が数多くあるのだが 私のものは比較的新しいもので 七十年代風デザインの ショコラチエと呼ばれるポットだ…

第十九章二十、二十一節

二十 だが獣と、 それとともに偽の預言者も捉えれらたのだが この預言者はその獣の面前で奇跡を為し、 これにより獣の印を持ち、その像を礼賛する者たちを誘惑したのである。 そしてこれらどちらとも生きたまま 火と硫黄の燃え滾る池に投げ入れられた。 二十…

ヴェスターヴァルト

WESTERWALD とうとうアルザス・ロレーヌの国境を越えてしまった。 土に国境はないのだ。 ライン川沿いの奥深い山地にあるヴェスターヴァルトも エエ土が取れるようだ。 いろいろチェックをしてみると ここの粘土を加工してガーデニングの土として販売もされ…

第十九章十九節

十九 そして私は獣とこの世の諸王とその軍勢が集結し 白馬に乗る者とその軍勢に対し戦うのを見た。 19 Et je vis la bête et les rois de la terre et leurs armées assemblées Pour faire la guerre à celui qui était sur le cheval blanc et à son armée.

NIDERVILLER

ニデルヴィレ。 アルザス・ロレーヌベルト地帯の窯は非常にいい仕事をする。 ここの焼き物も、 すたれることなく、 いいものを作り続けているようだ。 ルーヴルのおみやげもの屋に、 ナポレオンの奥さん[ジェゼフィーヌ]だったか 三世の奥さん、ウジェーヌだ…

第十九章十一−十三節

十一 それから天が開くと、 白馬が一匹姿を現した。 その上に乗る者を「忠なる者」そして「真なる者」といい、 審判を下し、正当なる戦いを行なわれる。 十二 その目は炎のように燃え上がっており、 頭には幾つもの王冠があり、 その者にしか分からぬ名が記…

アカン、写真の容量あれへん。 あとちょっとやっていうのに。

サン・ルイとヴァル・サン・ランベール

陶器は高くても そんなん金もうてもいらんわというものがしばしばあるのだが ガラスは高ければ高いほど美しいという分かりやすいものである。 だから 物欲と経済力がしのぎをけずり、 貧しいものが手に入れると それをしげしげと眺めるうちに 己の貧しさに気…

第十九章九、十節

九 そのとき私はこう言われた。 「記しなさい、 子羊の婚姻の晩餐に集められし者たちに幸あれ!と」 そして天使はこう付け加えた。 「これら神の御言葉は真なるものである」十 ただちに私は崇め奉らんとその足下にひれ伏したが、 私にこう言った。 「そんな…

モードなお洋服というやつを 誰かに請われることなくして見ることもなくなり 一張羅生活と言えるほどにもなっていたのだが、 マイ・ブラザーが齢三十を前にして 何を思ったか、 嫁はんの入れ知恵か、 稼ぎのせいか、 にわかに興味を抱き、 私の帰国も間近、…

 ポルニック焼

ブルターニュよりも僅かに内陸部にある ポルニック[PORNIC]というところも 大西洋岸に近いだけに ブルトン人ゆかりの町である。 ここの陶器も カンペールほどではないが、 いい意味で商売っ気を感じさせるブルトン風の作品を数多く作っている。 上の写真はフ…

第十八章  第一節―四節

一 その後、私が見たのはまた別の天使が、大いなる力を持って 降臨して、大地をすっかりその栄光で照らした姿だった。 1 Après cela, je vis un autre ange qui descendait du ciel, Ayant une grande puissance, et la terre fut tout éclairée de sa gloir…

サン・ジャン・ド・ブルターニュ

Saint Jean de Bretagne. その名が示すとおり、 ブルターニュの焼き物である。 ブルターニュの最終兵器だ。 専ら幾何学文様からなり、 ケルト的なこと、最もラディカルな作風である。 歴史をひもとけば、 十五世紀にまで遡ることができるということからも そ…

第十七章三−十八節

三 それから私は霊として砂漠に移されると、 そこで見たのは目にも鮮やかな獣に座る女だったが、 その獣は冒涜的な名で満たされ、 七つの頭と十の角を持っていた。 3 Et quand il m’eut transporté en esprit dans le désert, Je vis une femme assise sur u…

ケラリュック

ケラリュック[KERALUC]。 セラミック+リュック[創設者ヴィクトール・リュカス そして福音記者であり絵心もあったルカ]から 付けられた名前である。 簡単に言えば HBカンペールの分派である。 従ってブルターニュの焼き物である。 この歴史を紐解いてみると…

第十七章一、二節

一 そうして七つの杯を持つ七人の天使のひとりが 私に話しかけに来て、こう言った。 来なさい、大水の上に座す大いなる娼婦の裁きをお見せしよう。 二 その女とともにこの世の諸王は堕落し、 その売春の酒でこの世に住む人々を酔ったのだ。 1 Alors l’un des…

日本の株式市場からこちらパリにまで ぐしゃっていう音が聞こえたよ。 なかなかいい音だ。 今から思えばあれがターニングポイントだったのかと たいがいの現象というものは いんちき占い師さながらに 読解という、後出しじゃんけんしかできないものだけど、 …

デルフト焼

フランスのもの以外はよっぽどお気に入りや おみやげに適したものでなければ 収拾がつかなくなるので 目を向けないようにしているのだが、 今日はオランダのかの有名な デルフト焼。 私が取り上げる必要もないだろうし、 私自身もそれほど前向きな興味を抱く…

 第十六章一節

一 次に聞いたのは寺院の方から来る力強い声で、 それが七人の天使に語りかけていた、 「お行きなさい、地に神の怒りの七つの杯を注ぎなさい」と。 1 J’entendis ensuite une voix forte qui venait du temple, Et qui dit aux sept anges : Allez, répandez…

ウランガラスとクリスタル・ダルク

売り手によるとアール・デコ期にドームのデザインなどを手掛けた Avesnによる黄色い灰皿。 恐らくはAvesn[読めない、このつづり]ではないだろう。 骨董ガラスの恐ろしいところは 古いければ古いほどサインがないということだ。 なので基本的に興味を示さない…

 第十五章一−四節

一 さらに私が天に見たものは大いなる素晴らしき奇跡であった。 七人の天使が七つの最後の災厄を持っており、 これにより神の怒りが完遂されるのである。 1 Je vis dans le ciel un autre prodige grand et admirable. C’était sept anges qui avaient les d…

カンペール焼

ブルターニュの焼き物として、 世界中で知られるカンペール。 パリでも、ポンピドゥーセンター近くのサン・マルタン通りだっけかに カンペールの店がある。 私自身、二、三度覗かせてもらったが、 日本人の観光客を見かけたこともあった。 大体はフランスの…